Satellite School MINANOHA@文京 かおちゃんです!
MINANOHAには、時々、ボランティアの方が来てくれます。授業の一環としてくる大学生、地域のボランティアセンターを通してくる中高校生、「MINANOHAはどんなところ?」と気になり見学にくる方など、ボランティアの理由は様々です。子どもたちは、「今日は見た事ない人がいるな・・・。」「いつもとはなんだか違う空気だな・・・。」と感じているようで少し緊張した空気が漂う事があります。
 
  
 
そんな時、私はよくカードゲームやボードゲームをボランティアの方と一緒にやります。MINANOHAには、”トランプ”や”UNO”などオーソドックスなゲームもありますが、”音速飯店”、”ゾンかま”などちょっと変わったゲームを選ぶことが多いです。どちらも、ルールがわかりやすく短時間で終わるというのも一つの理由です。
 
  
 
ゲームを選ぶ理由は、他にもあります。「はじめまして」の時にいきなり「子どもと遊んでください!」と言われても、戸惑ってしまう方が多いと思うからです。子どもたちにとっても同じで、初めて会う人とすぐに会話するのは、ちょっとドキドキします。お互いにとって、”いきなり話す”ことは、かなりハードルが高いのです。そんな時、ゲームというツールを通す事で、初めての人どうしでも直接目を見ずに自然とやりとりが生まれます。最初は、子どもたちがゲームのルールを教えたりしていますが、少しずつお互いの緊張が溶けていきます。そして、会話が少しづつ増え、子どもたちは「この人、安心できるかも・・・。」と感じ、ボランティアの方は「あそぶってこういう感じなのかな?」と感じることができます。そこから、少しづつお互いの関係性が広がり深まっていくのです。
 
  
 
ゲームをやると、勝ち負けにこだわって、揉め事が起きたりしないのですが?と聞かれることもあるのですが、不思議なことにMINANOHAではあまりそのようなことはおきません。もちろん、ゲームに勝つと嬉しいですし、勝つことを目的として楽しんでいることもありますが、勝ち負けよりも、「この人と話したい。一緒にいたい。」という気持ちが強いのだと思います。それが、私がMINNAOHAでゲームを選ぶ理由です。
 
  
  
 
 
    
 
          