Satellite School MINANOHA@文京 かおちゃんです。
MINANOHAで過ごしていると、人と人との”つながり”の大切さはもちろん、他にもいろいろな”つながり”を感じる場面があります。
[不思議な”つながり”]
MINANOHAでは、同じ時間帯に子ども3人、スタッフ3人の計6人でゆったりと過ごしています。
そんな過ごし方をしているのですが、ときどき、子どもたち同士の不思議な”つながり”を感じることがあります。
例えば、1コマ目に来た子が、「ゾン噛まPARTY!!~ゾンビにかまれて〜」(通称:ゾンかま)というカードゲームを持ってくると・・・。次のコマの子達も「ねぇ。ゾンかまやろうよ!」となり、その日はなぜか、4コマ目まで「ゾンかま」三昧に。
また別の日は、「今日は、レジンで肉球を作ろう!」とレジンをやり始めると、次のコマの子達も「今日はレジンやる!って来たんだ〜。」と・・・。その日はどのコマも「レジン」一色に染まりました。
[あそびの”つながり”]その1
MINANOHAでは、レジンやシーリングスタンプ、段ボール工作など、子どもたちが好きな素材を使い、自由に制作を楽しんでいます。中でも段ボール工作は特に大作が多いので、1日では完成せずに、何ヶ月もかけて試行錯誤しながら作っている子もいます。
そのため、MINANOHAには「作りかけ」の作品がいくつか置いてあります。それらを別の子が見て、「こういうの作ってみたい!」とその作品を元に新たな工作が始まることもあります。
そんな時は、最初に作っていた子に「MINANOHAに来ている子が、この工作をみて自分も作りたくなったんだって!」と伝えると、とても嬉しそうな表情になります。
[あそびの”つながり”]その2
ある日、同じ時間の子が「カタカナーシ」(カタカナを使わないでカタカナの言葉を説明をするというカードゲーム)を楽しんでいる。参加はしていなかったものの、近くにいた別の子が、聞こえてくるやりとりに時々ぽつりと答えたり、反応をしたり・・・。
しばらくしてから、「カタカナーシはカタカナ使ったらダメなんだよね?”ひらがなーし”もありじゃない?」と一言。
「じゃあやってみようか!」となり「ひらがなーし」スタート。
たとえば、「いちご」だったら・・・。「レッド?ブツブツ?フルーツ?かな?」と。
やってみると、思ったよりも難しくて笑い合いました。
子どもたちがすれ違ってMINANOHAで何をしたかを話しているわけでもないのに、同じ遊びをしたり、直接会わなくても、段ボール工作などの「つくりかけ」を通じてあそびが”つながり”さらにそのあそびが”ひろがる”のを感じています。前の時間の子の楽しかった空気や同じ時間の子の楽しかった空気が”つながり”を作っているのだと感じています。
MINANOHAの中に流れる空気が、子どもたちやそこにいる人にとっても心地よいものなるようにこれからも、大切にしていきます。