Satellite School MINANOHA@文京 かおちゃんです!
MINANOHAで過ごしていると子どもたちのわくわくが伝わってくる瞬間がたくさんあります。そして、気がつくと私自身もわくわくしていることがあります。
[ある雨の日]
住宅街の中にあるMINANOHAですが、テラスがとても広く窓も大きいので雲の流れや天候の変化などがすぐにわかります。大雨が降ると屋根に当たる音がよく聞こえ、大雨が降るといつもよりもさらに大きな雨音が聞こえてきます。
先日、ちょうど子どもたちがいる時間に、それまで明るかった空が急に暗くなり始め、あっという間に雨が降り始めました。
最初は、室内から「すごい!すごい!」「雨が滝みたい!」「雲の流れが早すぎる!」と興奮気味に見ていただけだったのですが…。
一人の子が日差しがある部分まで出て、「ちょっとだけ手をだしてみようかな?」と、手を少し外に差し出していました。
それを見ていた他の子どもやスタッフもその光景に目をキラキラさせて次々にテラスに向かっていきました。
その後は、もちろん、手だけではおさまるわけもなく、全身で大雨を受け止めていました。
大雨の受け止め方はさまざまで、”じゃんけんをして負けた人が30秒雨にあたる”とか、”他のスタッフの反応を楽しみながら1歩ずつ踏み出してみる”、”裸足で出てみる”、”あえて、靴を履いてみる”など、子どもたちそれぞれがわくわくしながらやってみたいことを、楽しんでいました。
strong>[偶然の出会い]
MINANOHAは1コマ95分の時間を3人の子どもたちで過ごしているため、普段は違う時間帯の子どもたち同士が出会うことはほとんどありません。でも、最近は昼食のタイミングや雨宿りのために残っている時など、ふとした”すきま”に出会うことがあります。
この日も、別々のコマで来ていた子たちが影絵遊びをきっかけに自然と集まり始めていました。「この辺に当てたら、もっと本物のクモがいるみたいに見えるよ!」「色をつけたらどう?」「部屋の隅に当てるのももありかも!かおちゃん、びっくりさせようよ!」など、気がつくと3人の子達が頭を寄せ合って作戦会議をしていました。
MINANOHAの子たちは、MINANOHAが”自分の居場所”となっているので最初は、お互いに少しドキドキしている気持ちが伝わってきます。しかし、不思議な事にはじめましてでも、「名前は?」「何年生?」といったやりとりはほとんど聞こえてきません。そんなことよりも、一緒に”あそび”を楽しむためのやりとりが始まっています。
[美味しいにおい]
最近、MINANOHAに新しいホットプレートがやってきました。しばらくは、誰もつかうことなくそっと棚に置かれたままになっていたのですが、先日ついに初めて出番がやってきました!初のプレートは、たこ焼きプレート!しかし、作るのはたこ焼きではなく、ベビーカステラでした。ベビーカステラのレシピを調べていくうちに、「中に何かを入れても美味しいかも?」という話になり、そこからは、「とろけるチーズ?、チョコレートかな?、ソーセージかな?」と、何を入れるかわくわくしながら一緒に考えました。今回はその中で「とろけるチーズとチョコレート」を入れてみました。私自身、たこ焼きプレートを使うのが初めてだったので、生地を入れる時も、具材を入れる時もわくわくしました。
焼いている途中から、他の子たちも美味しそうなにおいに集まってきました。
竹串を使いベビーカステラをクルクル回しながら、「食べたい?焼くのめちゃくちゃ熱いから、待ってて!」と焼いている子は汗を拭きながらも楽しそうでした。自分で作って自分で食べる楽しいメニューがまた広がりそうです!
毎日、子どもたちと過ごしていると色々な瞬間に出会えます。そんな瞬間を大切にしてMINANOHAで一緒に過ごしていきたいと思います。