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Satellite School MINANOHA@文京vol.19~ある日の出来事~

Satellite School MINANOHA@文京 かおちゃんです!
12月も終わりに近づきMINANOHAでは、
クリスマスにわくわくしている子どもたちの声が聞こえています。

冬になり寒い日もありますが、MINANOHAテラスは今がベストシーズンです。
陽を遮るものがないので、陽が当たっている日は室内よりもポカポカしています。

そのことに気がついた子どもたち、お家からラグを持ってきてくれる子も!
ラグの上で、持ってきたお弁当を食べたり、MINANOHAのキッチンでお昼を作って持ち出したり、
工作をしたり、寝っ転がったり・・・。

それぞれが、”イマやりたい”と思うことをしています。
同じ時間帯にいる子と”イマやりたい”と思うことが一緒だった時、
そこからさらに”イマやりたい”ことがふくらんでいきます。

【おいも】

知り合いの方から、さつまいもとじゃがいもをいただきました。
さりげなくキッチンに置いてあっても、すぐに見つける子どもたち。

「どうやって食べようか悩んでるんだよね〜。」と伝えると
「スイートポテト!肉じゃが!カレー!ケーキ!」などたくさんアイディアを出してくれました。

でも、不思議な事に、どの時間帯に来ている子も
さつまいもは”焼き芋”、じゃがいもは”じゃがバターとポテトフライ”とシンプルなものになりました。
さつまいもとじゃがいもそれぞれの”本来の味”がわかるすてきな食べ方でした。

【影】

それは、ある子がふと自分の影を見た時のことでした。

「みてみて、私の影、目に見えるよ!」
「かおちゃん、反対側の目になってよ!」

すると、近くにいた子がやってきて、
「お〜。確かに!じゃあ、私は鼻になる!」
そうして、影絵で顔が完成しました。

【クリスマスツリー】

「MINANOHAって、クリスマスツリーないよね?」

そんな一言から、ダンボールでのものづくりが好きなスタッフが、ベースを作り始めました。
すると、そこに、「ねぇ。今度は何を作ってるの?」と自然と集まってくる子どもたち。

ポカポカのテラスにダンボールを持ち出し、切り始めました。

思っていたよりも硬く、「いつもこんな硬いの?」と驚く子もいました。
手が少し痛くなりながらも、”素敵な何か”になるはずと思いながら切り進めていたようでした。

切った形からは何になるかわからずでしたが、後日、クリスマスツリーの形に!
「これ、私が切ったやつだ!」と嬉しそうな声が聞こえてきました。

別の時間に来た、絵の具を塗るのが好きな子は、
「これ、塗っていい?誰が作ってるの?」と聞いてきました。

誰か一人で作っているものではないとわかると、夢中で塗り始めていました。

MINANOHAは、同じ曜日、同じ時間、同じメンバーで過ごしています。
だからこそ、安心して来られる場所になっています。

最初は”場の共有”から始まりますが、お互いをなんとなく意識するようになり、
“イマやりたいこと”が重なる瞬間が生まれることもあります。

その小さな重なりが、また次の”イマやりたいこと”をつくっていくのだと感じています。

そして、同じMINANOHAに来ている”別の時間の子”ともどこかで自然と繋がっているのです。