こんにちは。スタッフの関根です。
前編・後編で CORONOAHorange・MINANOHA多摩の「楽しい」と「愉しい」について綴っています。

Narahara Park@TAMA
ある時、その子はお花畑で過ごす時間を「たのしい」と感じていました。
風にゆれる花、静かな空気、心の中でふくらむ感覚
それは確かに世界とつながる瞬間でした。
でも、後で大人にこう言われたことを教えてくれました。
「楽しかったのなら、もっと楽しそうにしなさいよー」
「………」
今はもう30歳手前の大人のひとです。だれでも、そんな記憶があるかもしれません。
「たのしんでいたんだけどなぁ・・・」 そう呟いていました。
「楽しいよね!」「楽しそう!」「楽しみだー」「楽しい?」「楽しかったー」
”楽しい” はそんなときによく耳にする言葉です。
一緒に過ごすひとがいて作用しあっていくような「動」のイメージ とも重なります。
好きな人に自然な笑顔で「楽しかったー」と伝えられる「楽しさ」かもしれません。
その笑顔で「楽しかったんだね」とわかり、周りも笑顔になる、
そんな素敵な「楽しい」気持ちです。
一方で「愉しい」は、ちょっとわかりにくいことが多いな、と思っています。
笑顔とは限らないし…
にぎやかにしているわけでもなく…
「たのしかった?」と後からきかれても「楽しかったかどうか」自分でもわからない…
そんなときもありそうです。
CORONAOHorange・MINANOHA多摩は、そんな見えにくい「愉しい」のサインを
実はとても大事にしていて、「静けさ」も見逃さないように、と思いながら子どものそばに居ます。
たとえば・・・
🍁ずっとそこにいて、見ている
🍁時間を忘れて、手を動かす
🍁あ、鼻歌が聞こえてきた
🍁とっても丁寧に並べている
🍁納得いくまで何度もトライしてる
🍁何も聞こえないみたいで
🍁どうして好きかなんてわからないし
🍁説明なんてめんどくさい
🍁あ、よだれが出ちゃった・・・
大人が想像しやすい “楽しそうな姿”とは、違うサインだったり
「たのしい」のはわかるけど、どうも受け入れられない、
そう感じるような行動だったりすることもあります。
そんな、見えにくいものが ”愉しい” なのです。
この ”愉しい” を、たとえば他に何て言えるだろう? そう思っていて浮かんだのは
”満足感”
”充実感”
”多幸感”
どれもぴったり同じではないけれど、
人からどう見えるかなんて、ホントは関係のない心の動きかもしれません。
実は
「愉しい」ことは、その子の中に「ある」はずです。
もし、いろんな理由で見失っていたら、探しあてるのは「イマ」が一番いい。
そう思うのです。
子どもの「たのしい」は、植物でいえば成長点。一番伸びる「芽」のある場所。
”そこから大きくなっていく”ことをCORONOAHorange・MINANOHA多摩では大事にしています。
スタッフは「楽しい」と「愉しい」のサインを丁寧にキャッチしながら
目の前の子どもと一緒に 時間と空間をデザインして「楽(愉)しんで」います。
◆CORONOAHorange & MINANOHA多摩の時間◆
子どもの「たのしい」は、植物でいえば成長点。
だから、ひとりひとりの「たのしい」感覚の中に、
成長を支える、その子に「ちょうどいい」環境のヒントがあります。
私たちはその子の「たのしい」を丁寧に拾い、
モノ・コト・ヒト の「ちょうどいい環境」を考え、カスタマイズして、日々「笑顔で」ここに居ます。
・週1回100分から
・担当メンター制で、1対1の時間を大切に
・同じ時間帯にいても最大4名まで
・ときにはグループで分かち合う楽しさも
※見学等、随時ご相談ください。
電話: 042-400-7100
営業時間: 10:00~19:00(土、日、祝日を除く)
“安心をベースに愉しく心が育つ時間を”
CORONOAHorange&MINANOHA多摩
関根みゆき