PLATFORM MINANOHA あそび∞まなび アソビノマド お知らせ

あそび∞まなび【子どもの育ち】

MINAONOHA鳴海です。

新年度に入り、新しい生活が始まりました🌸
MINANOHAの子ども達も、一人ひとりが、のびのびと自分らしく、和やかに過ごしています。

最近は、暖かな日も増えてきて、自然と外へ足が向く子ども達。
そんなMINANOHAの日常生活春ver.をご紹介します。

お隣のモーヴァン乗馬クラブのシェパードマックス🐶と裏山へ散歩🐾

マックスは、優しく、一緒に居るだけで気持ちがあたたかくなる存在です。隣に座ると大きさも同じぐらい。人間と犬という関係ではなく”友達”がしっくりきます。

ひたすら穴を掘るマックス(笑)

マックスの興味関心はマックスの本能のまま。
当たり前かもしれないけれど、そんな内なる自分の気持ちにとことん素直なマックスと歩くだけで、自分の気持ちも解放されていきます。

庭に咲く野草や小さなお花から出来た”MINANOHAテラリウム”
「テラリウムを作ろう」という声から始まったのではなく。そもそもは、庭の手入れをしている最中に、かわいい葉や優しい色の野花に惹かれて、偶発的に始まりました。

「なんだか、トトロが住んでそうな世界観♡」と感じ、加わった手作りトトロ。
庭の日影に残っていた雪もソッと添えられます。

普段は、見過ごしてしまいがちな野草や野花も、自分が見ようと意識するだけで、その繊細さと愛らしさに気付かされます。
「普段から見えているのに、見えていない。すてきな物があるのだろうなぁ」と感じたテラリウム作りでした。

そして、この春一番人気が山藤の蔓!!
今年の蔓は、例年よりも長く、すごく太くて、丈夫!
そんな蔓の魅力に気付いたら👀ターザンロープのように登りたい子ども達(^^)/
乗っても落ちないことを確認しながら、目指す高さまで、身体を動かそうとするのですが、なかなかイメージ通りにはいきません

少し気を抜くと、両足が蔓にもっていかれて、股がどんどん広がっていく~
大人も子どもも一緒になって、蔓とワイワイ本気で遊びます(^^♪

「二人で乗れたよ~」「あれ?!イメージより地面近い(笑)」

「オレは自分で登るから。絶対に手伝わないでね」と言い、何度も何度も繰り返し蔓に足をかけて挑戦。
靴を脱いでみたり、履き直してみたり。踏み台を持ってきて、自分の届く限界の高さまで、足をかけてみたり。蔓を全力で引っ張ってみたり。と”どうしたらイメージ通りの高さまで登れるか?”を考え、自分の身体で試し続けました。
そして!遂に!!誰よりも高く登ることが👏
彼の真剣でかつ満足な表情が結果です✨✨

MINANOHAには、”なんでもホワイトボード”があります。その時の気分で落書きをしたり、〇〇したい!を呟き書きしたり等々。大人も子供も自由に書いています。

そんな中、藤蔓の影響からか?「庭にブランコが欲しい!!」とのリクエストが多数出てきましたっ

すると、やっぱりここは✨あっちゃんの出番✨✨
子ども達と一緒に作り始めました♪

子ども達のリクエストで作った!手作りの~

✨ブランコ✨

二人乗りもできちゃいます♪

私たちは、子ども達一人ひとりから出てくる「〇〇したい」という気持ちを受け止めることを大切にしています。
〇〇したい、が出来るとか出来ないではなく。出来ても出来なくても良い。やってみよう。
希望がベースにある行動は、行動に移すことで、きっとなんらかの良い変化をもたらす。

そう信じて、MIANANOHAの大人達のマインドは、99%できなくても1%の良いところ(可能性)に目を向けます。
それは、子ども達一人ひとりの繊細な育ちにきちんと気付ける大人達であるか、という点にも繋がります。

子ども達の成長の中には、目に見えにくい部分もあります。
特に学校文化に合わない経験をした子ども達の気持ちの変化や育ちは、繊細です。

そんな子ども達の育ちは、まるで薄い薄い湯葉の一枚のように感じます。
けれど、確実に。
ゆっくりとその子のペースで育ちは積み重なります。そして、いずれは層となり、自分への自信と変化していきます。

育ちは螺旋状の為、大人が、わかりやすい育ち(例;学校へ行ったとか行かないとか)しか、子どもの育ちと感じられないでいると、その子自身を誤解したり、今現在の”本来のその子”を見失ってしまいがちです。

そんな、繊細な。
けれど、確実にゆらぎ・変化している子ども達一人ひとりの心身の育ちをしっかりと見つめ、丁寧に積み重ねていく為にも、MINANOHAでは「ゆっくりであること」も大切だと捉えます。

世間は新年度に入り卒業、入学、進級等と一般的な生活の変化が通年として繰り返されています。

その波に挑むのも良し。
また、その波に乗らない選択をするのも良し。
またまた、今の自分に合う波を仲間と共に新たに作るのも良し。
更には、現状維持を大切にするのも、これもまた良し。

一番大切なのは、本来の自分と向き合えているかどうか。

焦らずに。けれど、不安を感じたり、気持ちがモヤっとしたときは、「あのね・・・」と子どもが呟ける大人に。私たちは在りたいと思います。

そんな子ども達の「あのね・・・」の先に、今年度から新規で作られたグループがあります。
学習をメインにしたグループです。
「勉強しなきゃな」と思ってきた。
「勉強したいな。けれど、自分一人では何からしたらいいかわからない」
「自分の行きたい学び場がない」
「MINANOHAで勉強なら、できそう」等々の子ども達の呟きが集まって実現しました。
年齢も学校も生活スタイルも異なる子どもたちの共通項は「自分の為に学習をしたい」という気持ち。
そんな子ども達で作られた学習グループ。自分のペースで学習を積み重ねていきます。

子ども達が「あのね・・・」と呟けるには、ゆっくりと和やかな空気感が必要不可欠です。その心地よさは、求めるものではなく、仲間と共に、遊びや学びを通してつくっていく先にある、結果。

「MINANOHAに来ると眠くなる」「ハンモックでお昼寝したい」という声も多々ある日常で。

心身がリラックスした状態になると、本来の自分に気付くことができます。
そして、自分に余白ができると、互いにありのままで。共に過ごすことに安堵感を抱き合います。
そこから、自分以外の人や社会と繋がっていこうと動き出す時がきます。

そのタイミングは人それぞれ。

子どもは、その子にとって、適切な環境があれば、自然と自らの力で育っていく。

人間の育ちの強さと尊さを感じながら、今年度もMINANOHAはあたたかくスタートしていきます♪

たくさん遊んだ後は、「なんか、たこ焼き食べたい!」「材料あるかな?」「ある物で作ろう」と子ども達で作ったたこ焼きが今日の〆です。

「あぁ~美味しい」「楽しい」「食べたら、水遊びしよ~」

そんな声がこだまする春ver.日常MINANOHAでした🌸