MINANOHA相原の鳴海です。
ミナノハは、東京都町田市にある放課後等デイサービス型サテライトスクールです。
主に、学校の文化や集団生活の中で、しんどさを感じてきた子ども達が通っています。
ミナノハへ通う目的は、一人ひとり異なります。
まずは、いつもの家の外に少し出てみること。
家族以外の人がいる空間で、無理なく過ごしてみること。
ただそこにいる時間を、安心して重ねること。
好きな遊びや、心地好い時間を少しずつ見つけていくこと。
そして、自分の中にある「やってみたい」に少しずつ気づいていくこと。
はじめから、何かを頑張る場所ではありません。
ミナノハの空気に触れたり、季節の気配をふと感じたり。
お隣の馬を眺めたり、駄菓子をつまんだり、ボードゲームをしてみたり、スタッフ同士の何気ないやりとりに思わずフッと笑ったり。
そんな時間の中で、子ども達は少しずつ自分のペースを取り戻していきます。
そのうち、
「〇〇しても良いかな」
「〇〇してみようかな」
という気持ちが、少しずつ芽生えてきます。
そして、だんだんと、
「今日はミナノハで〇〇やりたいな」
と、自分の思いを伝えてくれるようになります。
それは大きな変化ではないかもしれません。
けれど、ミナノハではとても大切にしている変化です。
「自分は、ミナノハで何をしている時が心地好いのかな」
「どんな時に、少しほっとするのかな」
「どんな人と、どんな距離感なら安心して過ごせるのかな」
そんな小さな気づきを、子ども達は日々の中で少しずつ重ねていきます。
その積み重ねの中で、
「自分はどう過ごすと少し楽なのか」
「どんな時間があると安心できるのか」
を、私たちと一緒に少しずつ探していきます。
ミナノハの雰囲気が少しでも伝わればと思い、短い動画にまとめました。
子ども達は、時々こう言います。
「ミナノハって、不思議な場所」
学校でもない。
家でもない。
療育でもない。
習い事でもない。
ただの遊び場とも少し違う。
ミナノハは、ミナノハ。
鳴海さんは先生ではなく、鳴海さん。
以前、ミナノハの子どもから、
「鳴海さんって、仕事しないの?」
と聞かれたことがあります。
私は思わず笑ってしまいました。
でも、それはとても大切な言葉だと思っています。
その子から見て、私は「支援している人」ではなく、「一緒に過ごしている人」に見えていたのだと思います。
共に在る、というのは、簡単なようで、とても難しいです。
何かをしてあげようとしすぎない。
変えようとしすぎない。
導こうとしすぎない。
ただ、同じ時間を一緒に過ごす。
そんな引き算のような関わりの中で、子どもの安心は一滴ずつ溜まっていきます。
安心とエネルギーが少しずつ戻ってくると、子ども達は自分の感覚を取り戻していきます。
ミナノハでは、主体性を「育てる」というより、
その子の中にある「好き」「やってみたい」「これは心地好い」という小さな気持ちが、安心できる環境の中で少しずつ表に出てくるものだと考えています。
「私って、こう思うんだ」
「私は、こう感じるんだ」
「私、これが好きなんだ」
「これをしている時間、心地好いな」
そんなふうに、自分のことを少しずつ知っていく。
自分の輪郭を、じわじわと取り戻していく。
ミナノハは、子ども達の自己理解のはじまりに、日々そっと立ち会っている場所なのだと思います。
動画だけでは伝えきれないこともたくさんありますが、なんとなく、ミナノハの空気を少しだけ感じてもらえたら嬉しいです。
実際にミナノハの空気に触れてみたい方は、見学もできますので、お気軽にお問い合わせください。

