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あそび∞まなび【きのこノコノコ】

MINANOHA鳴海です。
寒暖差を繰り返す中で、秋の風を感じる今日この頃。空は秋の雲に変わり、MINANOHAの周りでは、秋の虫の元気な合唱がはじまっています。そんな季節の移り変わりと共に、MINANOHAの子供達も「今日は裏山へ行こうかな」と呟く頻度が増えています。秋の風にそよぐ木々、その中で軽快に走る馬たち、気温も過ごしやすく、空気すら美味しく感じるetc.そんな”自然からの気持ちいい”を感じると、子ども達は自ずと外へ出たくなるようです。

子供達が一緒に散歩?したくなる相棒は、モーヴァン乗馬倶楽部のシェパードマックス?
裏山をマックスと共に歩くだけで、改めて「はぁ~、気持ちいい」と自然の心地よさを感じています。
途中、マックスは自由に穴を掘ったり、落ち葉の上を転がったり、時には、突然お腹を見せて「なでて♡今!なでて~!!」と子供たちに甘えます。そんな自由きままなマックスに思わず笑いがこぼれ、「マックス~♡♡♡」とワシャワシャなでてしまう子供達。

気ままな散策の中で、秋の実りである”きのこ?”を発見する子も?✨
一緒に散策している仲間が驚くほどに、その子は、いとも簡単にきのこを見つけていきます。
「あった!ここにも!!」「いっぱいきのこが生えているね」と彼女は言いながら、パシャパシャと写真?を撮っていきます。

彼女がもつ、”きのこを発見できるセンサー”。そして、”自分の良いな”を素直に感じ、写真を通して、表現できる力。とてもとても素敵です。

アソビノマド鰐渕 遊太代表は、子ども達一人ひとりと向き合う過程で「子ども達一人ひとりの”人間”にある多様な価値観や背景・発達の特性もひっくるめて、一人ひとりの”文化”として捉えたい」と話しています。
その子自身だけを見るのではなく、その子のストーリー性や背景、生きる感覚、感じている世界、心地よさ、そんな言葉では表現しきれない粒子をすべて含んで”文化”と表現する。
そこには、一人の人間をどのようにして捉えていくか、のヒントと深さが込められています。

裏山の自然の中で、次々と茸を見つけていく彼女の目には、どんな風に世界が見えているのだろう?見えてるのか、感じてるのか?
一方で、茸に気付けない私自身は?等と、彼女を客観的に感じようとすればするほど、その文化の違いに魅了されます。

彼女がもつ感性がすてきなことは言うまでもなく。また、感性と共に表現できる力も、彼女の強みであり。そんな一人の人間がもつキラリと輝く一面に新たに気付いた時、その伝え方を丁寧に選んでいきたいと思います。

大人でも子供でも、”自分のすてきなところ”に自分で気づくことは、意外と簡単ではなく。
自分以外の人から「あなたの〇〇な部分、すてきだね」と言われて「そうなのか、”自分にとっては当たり前”だったから気付かなかった」と思うこともあるのではないでしょうか。

茸の彼女の場合も、私が言葉で彼女に「すてきだね」とその感性を褒めることは簡単にできたのですが、なんとなく、、、言葉での伝え方では薄っぺらい気がして。

“すてき伝え✨”を保留にしていました。

すると、後日、彼女は自分の撮影した茸写真の中でもお気に入りを1枚、現像して、私へプレゼントしてくれたのです。

彼女からの言葉ではないメッセージ。「このメッセージを彼女の自信へプラスされるように、どう返すか?」「負担にならない褒め方」「けれど、私が伝えたい深さの”すてきだよ”が伝わるには?」etc…

今回は、MINANOHA内にさりげなく、けれど、自然と目を惹かれるように飾りました。
私も彼女に「飾ったよ」と伝えるわけでもなく。けれど、伝わる。
相手の文化を知ろうとすればするほど、”多様な伝え方”があると。


すると、思わぬ派生もありました(笑)
とちの実を大収穫してきた他の子供達が、とちの実をキャンパスにして、自由に絵を描き、自然と『きのこノコノコ』の周りに集結!
今では『きのこノコノコ』の周りが秋の自然に囲まれ続けています。
これは、ある意味で、”文化交流”だなぁと感じる今日この頃です。

楽しい♪